Mist of suffering cleared designed by Satoshi Suzuki
herbal medicinesのギタリストでもあり、その大半のアートワークを手がけるMille Osegueda(ミレ オゼグエダ)。若くしてその才能を世に知らしめ膨大なレコーディングセッションに裏打ちされた実力は多くのアーティストから信頼を寄せられていた。キャリア後半は心身ともに疲弊してしまい、病との戦いの歴史でもあった。自宅からの外出もままならない中、文字どおり命を削って制作に挑んだ名盤が「Reclining Buddha」。
宅録音源の金字塔と言われ、ベッドから起き上がれず横になったまま、まるで涅槃仏(Reclining Buddha) のような姿で制作に挑む姿をモチーフとしたアルバムジャケットが話題となったのも記憶に新しい。そんなミレの意欲に溢れた最新作がこの「Mist of suffering cleared」。文字通り長年ミレが苦しみ続けた自身のアイデンティティとの葛藤、そしてそこからの帰還がテーマとなっている。彼自身も「長く苦しんだ答えの見えない、自身への疑問や不信から少し自由になれた」とLakewood Tribune誌で語っている。
このTシャツは印象的なフロントプリント同様、前作で話題となった涅槃仏が少し起き上がった状態で描かれているユニークなバックプリントからミレの復調と遍歴が垣間見えるのも印象的だ。
*このストーリーはフィクションです。