アウトドアプロダクトに初めて惹かれたのは、自宅に眠っていた 1970 年代製造のボロボロになった Keltyのアルミフレームバックでした。70 年代当時、多くのバックパッカー達のアイコンとして活躍し、時代を代表するアイテムの 1 つだった。この時代は、1976 年に初めて製品化されたゴアテックスをはじめ、フリースやナイロンなども独自の開発が進み、革新的素材が登場し、耐久性や機能性を重視した「ヘビーデューティー」なアウトドアウェアが登場、アウトドアとファッションが結びつく始まりでもあった。
その後 50 年にわたってアウトドアスタイルは進化し、日常のファッションにも浸透。ブランド設立から20 年間、自身も素材や技術の進歩に影響を受けながら、機能的かつ動きに適した服作りを追求してきた。
今シーズンは、過去のプロダクトを再現するのではなく、現代的な素材や技術を加えることで「過去と今を融合し新しいスタイル」を提案。70 年代の DIY 的スタイルを再構築し、軽量・速乾・伸縮性のある素材で再定義。ニットやアウターも最新技術で設計し、クラシックさと現代性を併せ持つプロダクトで「技術の進化論」を提示している。